Quebec1759 version 2.01 (2010) 1.0 地図盤  1.1 地図盤上には陸地エリアが10ゾーンあります。モントモレニシィ(Montmorency)、ビューポート(Beauport)、セント チャールズ(St. Charles)、アブラハム( Abraham)、セティ フォイ(Ste. Foy)、キャップ ラーグ(Cap Rouge)、シリリー(Sillery)、エッチミン(Etchemin)、リーブス(Levis)とイル デオリンズ(Ile d'Orleans)です。これらのゾーンを結んでいる黒い線は道路です。  1.2 セント ローレンス河(St. Lawrence)は地図盤の中央付近の黒い線で2つのエリアに分割されています。これらのエリアの名前はバーソン(Bason)とセント ローレント(St. Laurent)です。 2.0 ゲームカウンター  2.1 ゲームには連隊、民兵、インディアン、海軍ユニット等を表す25個の赤色(イギリス)と25個の青色(フランス)の50個のユニットが入っています。個々の連隊ユニットは史実と正確に一致しています、民兵とインディアン、海軍ユニットはそれら雑多な戦力を象徴しています。同封してある自己粘着性の四角く切ってあるシート(シールシート)のラベルを各々のユニット、赤色のラベルは赤色の積み木の、青色のラベル青色の積み木の正面に貼ります。  2.2 各々のユニットの戦力(CV)(ユニットの縁に書かれている四角形の列で示してあります)は4CVから2CVの幅があります。このユニットによる違いは部隊の質と量の違いを示しています。海軍ユニットは戦力を持っていませんし、全滅しません。(訳注:現在のラベルではユニットの戦力は数字で示されています。)  2.3 ユニットはラベルの方を所有プレイヤー側に向けて立てて使用します。これは敵から自軍のユニットの戦力や兵科が見えるのを妨ぐためです。このシステムは"戦場の霧"を単純て上品な方法で描けます。海軍ユニットは地図上で表を向けて使用します。  2.4 ユニットはステップの減少を表現できるようにデザインされています。それぞれのユニットはユニットの最大CV値を上にしてゲームを始めます。この初期CV値は、戦闘でCV値が減少し、新しい、減少したCV値を上になるようにユニットを回転させるまでは変わりません。このため、3CVでゲームを始めたユニットは2CV、1CVとその被害に耐え、次第に減少していきます。1CVのユニットが減少するとユニットは全滅し、ゲームから取り除きます。  2.5 プレイヤーは同じゾーンのユニットの1つのCV値減少させ、別のユニットのCV値を総計が同じになるように増加させることで、ユニット間のCVの移送ができます。これはキャンペーンターンの移動を明らかにする前(後は不可)にしかできません、しかしそのユニットはそのターン中も今まで同様移動できます。  2.6 両プレイヤーとも他の歩兵部隊と全ての点で同じ様な機能の1cvのユニット(派遣隊)を持っています。これらは,以前の版のゲームの"囮"ユニットの置き換えです。 3.0 配置  3.1 地図盤を両方のプレイヤーの間のテーブルの上に置きます。フランス軍プレイヤーは南向きに座り、イギリス軍プレイヤーは北向きに座ります。  3.2 すべてのユニットを最大戦力で地図上に配置します。ユニットはポジションを示しているゾーンの名前の所(近く)に配置します。どのゾーンも、何時でも存在可能なユニットの数に制限はありません。  3.3 イギリス軍プレイヤーは 全ての陸軍ユニットをIle d'Orleansに、全ての海軍ユニットをBasonゾーンに配置します。  3.3 フランス軍プレイヤーは全てのユニットを望む、残りの9ゾーンの一部または全てに配置できます。 4.0 ゲームの進行  4.1 ゲーム中16回のキャンペーンターンがあります。プレイヤーは1ターンに,陸上移動,海軍移動,または河川移動を1回移動できます。  4.2 どのキャンペーンターンも、双方のプレイヤーが命令を紙片に書き、両方のプレイヤーが同時に公開し、ユニットを移動させます。[参照:9.0] プレイヤーはもし望むならターン中、無理にユニットを移動させる必要はありませんが、その移動を後で使用することで移動を加速することはできません。  4.3 敵プレイヤーのユニットと同じゾーンで移動を終了すると、戦闘が発生し、次のキャンペーンターンを始める前に解決しなければなりません。戦闘の詳細は[13.0]で述べます。 5.0 勝利条件  5.1 イギリスプレイヤーは16キャンペーンターン終了時、このターンの戦闘を解決した後にABRAHAMゾーンを保持していなければなりません。Abrahamゾーンを早い時期に占領することはイギリスの勝利になりません、勝利するには16キャンペーンターンの移動が終わるまで保持している必要があります。また、イギリスプレイヤーは地図上に少なくとも20CV以上保持している必要がありますが、全てがAbrahamにいる必要はありません。  5.2 フランスプレイヤーは、イギリスプレイヤーが目的の達成に失敗するか、イギリス軍の戦力が20CV未満まで減少した時点で勝利します。このゲームに引き分けはありません。 6.0 陸上移動  6.1 陸上移動では1つのゾーンから別の1つ以上のゾーンに繋がっている道路に沿って移動できます。1つのゾーンの中の全てのユニットをグループと呼びます。移動する全てのユニットは同じゾーンにいなければなりません。1グループだけが1ターンに移動できます。グループは隣接し直接道路で繋がっている複数のゾーンに移動できます。プレイヤーはグループの中の全てのユニットを移動させる必要はありません。 例  LevisからEtchmin  MontmorencyからBeauport  Cap RougeからSilleryと/またはSte. Foy  しかし、SilleryのユニットはSte. Foyに道路で直接結ばれていないため移動できません。St. Charlesのユニットは同じ理由でSte. Foyには移動できません。 7.0 河川移動  7.1 地図盤上の10ゾーンの内5つ、Ile d'Orleans, Levis, St. Charles, BeauportとMontmorencyはBASON河川エリアと隣接しています。残りのゾーン(例外:陸の孤島のSte. Foy)はST. LAURENT河川エリアと隣接しています。注:ケベック(Quebec)市はゾーンではありません、またAbrahamはBasonと隣接してはいません。  7.2 河川移動はて同じ河川エリアに隣接するゾーンの間を河川エリアを横断して移動します。つまり、Ile d'Orleans, Levis, St. Charles, Beauport, Montmorencyの1つのゾーンのユニットはこれらゾーンの1つ以上に移動することができます。そして、Cap Rouge, Sillery, Abraham, Etcheminのユニットはこれらゾーンの1つ以上に移動することができます。  7.3 陸上移動と異なり、移動先と移動元のゾーンは隣接している必要はありません。しかし異なる河川エリアに隣接しているゾーンの間の河川移動ではできません。つまり、Levisのユニットは隣接している河川エリアが異なっているAbrahamには移動できません。  7.4 両軍のプレイヤーが1キャンペーンターンで河川移動させることができるユニットの数はイギリス海軍ユニットに位置に依存します。イギリス海軍ユニットに位置に関係なく、フランス軍プレイヤーはBasonエリアに隣接するゾーン間の河川移動はできません、しかしSt. Laurentエリアでは最大4ユニットまで移動できます。このSt. Laurentエリアの最大移動可能数はSt. Laurentエリアにいるイギリス海軍1ユニット毎に1減少します、従って全ての4海軍ユニットが上流に位置すると、フランス軍プレイヤーは河川移動はできなくなります。イギリスプレイヤーはその河川エリアに存在する海軍1ユニット毎に1陸軍ユニットを移動させれます。つまり、3海軍ユニットがBasonにいる(1海軍ユニットが上流に移動した)場合は最大3ユニットがBasonエリアに隣接するゾーン間を河川移動できます。  7.5 ゾーンの中のユニットの一部が陸上移動し、同じゾーンの残りのユニットが河川移動することは可能です。 8.0 海軍移動  8.1 海軍ユニットを1つの河川エリアから別の河川エリアに移動させるためには、イギリスプレイヤーはこの移動を自身のキャンペーンターンの移動で命令しなければなりません、しかも同じターンに他の移動はできません。1キャンペーンターンの移動で最大2ユニットまで上流に(BasonからSt. Laurentに)移動できます、また下流へは1ターンに何ユニットでも移動できます。  8.2 陸軍ユニットは海軍ユニットに付属して河川の上流や下流に輸送されることはできません。 9.0 命令書の作成  9.1 各ターンにプレイヤーは1つの命令を書きます。命令は移動させるユニットの数、移動元のゾーンの名称、移動先の1つ以上ゾーンの名称から構成されます。例:"4ユニット Ile d'OrleansからBeauportへ"(河川移動)、または"6ユニット Ste. FoyからAbrahamへ、3ユニット Ste. FoyからCap Rougeへ"、または"全ユニット 停止"、または"2海軍ユニット 上流へ"など。  9.2 一度命令を発表すると、変更できません、また(可能な限り)移動しなければなりません。もし実行不可能な命令が書かれていたなら("3ユニット LevisからAbraham")ユニットは移動しません。しかし、プレイヤーは下位レベルの指揮権の部分シミュレートとして、自身の命令を履行するユニットを選択し、移動させることができます。  9.3 命令書の作成では、プレイヤーは命令の速記フォーマットを用いることができます。指針としては: Abraham[AB], Beauport[BE], Cap Rouge[CR], Etchmin[ET], Ile d'Orleans[OR], St. Charles[SC], Ste. Foy[SF], Bason[BA], St. Laurent[SL]と略します。このよう略すと、"3 LE - ET" は"3ユニット Levis−Etchemin"と読めます。 10.0 リーダー  10.1 両軍ともリーダーを1人持っている,モントカーム(Montcalm)とウルフ(Wolf)です。リーダーは歩兵ユニットのように機能しますが,2つの特別な力があります。  10.2 リーダーは陸上移動において,1つまたは2つのゾーンを移動できます。  10.3 戦闘に配置されたリーダーは各射撃ターンにサイコロを2個触れますが,もしぞろ目が出たなら,戦死(除去)します。6のぞろ目は2ヒットですが,リーダーは戦死します。 11.0 戦闘  11.1 戦闘は敵ユニットと同じゾーンに移動した場合に発生します、そして戦闘は次のキャンペーンターンの移動を計画する前に解決します。戦闘は次の3つ場合の場合に発生します。  (a) 一方のプレイヤーが敵ユニットの含まれているゾーンにユニットを移動させた、または、両プレイヤーが一方のプレイヤーのユニットの含まれているゾーンにユニットを移動させた場合。この場合は既にそのゾーンにユニットを持っているプレイヤーが"防御側"となります。  (b) 両プレイヤーが空ゾーンにユニットを移動させた場合。このような戦闘ではフランス軍プレイヤーが常に"防御側"です。   (c) 両プレイヤーが互いに相手の移動してきたゾーンに移動した場合。例えば、LevisのイギリスユニットがEtcheminに移動し、Etcheminのフランス軍ユニットがLevisに移動した場合。この戦闘は(ユニットの数でみて)少ない側の移動元がゾーンで発生します。また、両部隊とも同数なら、フランス軍プレイヤーが戦闘の発生したゾーンをの選択します。戦闘の発生したゾーンをターン開始時に保持しているプレイヤーが"防御側"です。  11.2 同時に、異なったゾーンで2つ以上の戦闘が発生する可能性があります。このような場合はフランス軍プレイヤーが戦闘を戦う順番を決定します、個々の戦闘は他の戦闘を解決する前に終了していなければなりません。  11.3 戦闘中、地図盤上のゾーンの間をユニットが移動することは、退却する以外できません。戦闘は戦闘ゾーンのユニットだけで戦い、増援はありません。 12.0 戦闘配置  12.1 防御側は戦闘の発生したゾーンのユニットを、ユニットのCV値を見せることなく、3つのコラム(下図参照)に配置します 。1つのコラムに配置可能なユニットの数に制限はありませんが、各々のコラムに少なくとも1ユニットは配置しなければなりません。[例外:18.0項参照]。残りのユニットはコラムの背後の"予備"に配置することができます、予備に配置できるユニットに数にも制限はありません。  12.2 その後、攻撃側がそのゾーンの自軍ユニットを敵対する3つのコラムと、攻撃側が望むなら予備(オプション)に配置します。  12.3 両プレヤーはユニットのCV値を敵コラムの正面になるように倒して、各々のコラムに配置されたユニットのCV値を明らかにします。予備ユニットは(いくつでも)この時点では内容を明らかにする必要はありません。  12.4 戦闘が始まると、プレイヤーはコラムのユニットを再配置することはできません、ただし予備に配置されたユニットだけは、1戦闘ターン毎に1ユニットづつ再配置できます。 戦闘配置例:St. Charlesゾーンで戦闘が発生しました。フランス軍プレイヤーは指揮下の8ユニットを3つのコラムに配置し、予備に配置しませんでした。イギリス軍プレイヤーは自身5ユニットの内の1ユニットを予備とし、残りを3つのコラムに配置しました。 13.0 戦闘結果  13.1 戦闘は常に以下の決まった順番の戦闘ターンを繰り返して戦います。  (a)  防御側は退却を選択できる(15.0参照)  (b) 防御側は予備(もし複数存在しても)の1ユニットを 選択した1コラムに加えることができます。  (c) 防御側はどのような順番でも3つのコラムの全てのユニットが、射撃(14.0参照)できます、ただし、1ユニットは1回だけ、しかもコラム毎に1回にまとめて射撃を解決します。  (d) 攻撃側は次にこれまでのステップを同じ順番で、退却したり、予備から展開したりして、望む順番でユニットが射撃することを繰り返します。  13.2 前述の戦闘ターンはプレイヤーが退却を決断するか、潰走(16.0参照)するまで繰り返します。戦闘終了後、生き残ったユニットは現在のCVレベルが上になるようにして立てます。 14.0 射撃ユニット  14.1 戦闘コラムに配置されたユニットだけが射撃できます。予備のユニットは射撃することも射撃されることもできません。1つのコラムのユニットは追撃射撃を除いて、常に敵対しているコラムのユニットしか射撃できません。  14.2 ユニットは示してある現在のCV値と同じ数のサイコロを振る射撃ができます。振った各々のサイコロで"6"が出る毎に、敵対コラムの敵ユニットは直ちに1CV減らされます。射撃を受けたプレイヤーがどの(複数)ユニットから減らすのか決定します。 例:4CVのユニットが射撃すると、プレイヤーはサイコロを4つ振ります。もし2つ"6"が出たなら敵プレイヤーは直ちに1ユニットから2CV減らすか2ユニット各々から1CV減らすかします。ユニットは新たな減少したCV値を敵に面するように(反時計方向に)回転させてCV値を減らします。 15.0 退却  15.1 戦闘から退却することを望むプレイヤーは射撃ターンにユニットが射撃する前に退却します。防御側は自身の第2戦闘ターンが始まるまで退却できません。攻撃側は自身の第1戦闘ターン開始時から退却することができます。  15.2 退却するプレイヤーは全てのユニットを1度に退却させます(例外は部分的に退却が許されない場合、17.2)、そして退却する全てのユニットは同じゾーンに退却します。防御側は(全ての通常移動ルールに従って)敵ユニットが占領しているゾーンと攻撃部隊の出発元の空きゾーン以外のゾーンに退却できます。攻撃側は敵ユニットに占領されていない、出発元ゾーンにしか退却できません。どちらのプレイヤーも既に解決した他の戦闘があったゾーンに退却することができます。もしプレイヤーに適正な退却先がない場合は、部隊はその戦闘に残ります。 16.0 潰走/追撃射撃  16.1 敵の1コラムの全ユニットが全滅し(余分な命中は無視)、側面包囲されたプレイヤーは潰走します。プレイヤーは直ちに全ての退却ルール(15.0,17.2)にしたがってユニットを退却させます。何らかの理由で退却できないユニットは全滅します。  16.2 "勝利"プレイヤーは全ユニット(予備のユニットも含めて)による追撃を反映した追加射撃が与えられます。潰走したプレイヤーは追撃射撃の損害を適用するユニットを選ぶことができます。  16.3 潰走したプレイヤーが潰走が起こったときに予備にユニットを持っているなら、予備のユニットは追撃射撃の2命中毎(切り上げ)に1追撃射撃の命中を無視できます。 17.0 上陸攻撃/退却  17.1 プレイヤーが河川移動することで発生した戦闘(上陸攻撃)は、防御側の配置したユニットの戦闘/小競合射撃は第1戦闘ターン中はダブルCV(サイコロの数が2倍)になります。その後は、通常の戦闘手順が続きます。もし防御側の一部または全ユニットが上陸攻撃されたゾーンに同じターンに移動してきたなら、移動してきたユニットはこの防御効果を得れません。  17.2 プレイヤーは河川移動で退却することができますが退却するユニットの数は通常の河川移動の最大値を越えれません。加えて、河川退却はどのような退却でも勝利プレイヤーから追撃射撃を受けますし、もし潰走したならダブル追撃射撃(サイコロを振る数が2倍)を受けます。 18.0 小規模戦闘  一方のプレイヤー(または両方)がゾーンに2ユニット以下のユニットしか保持していない(つまり、3コラムに配置できない)場合は、戦闘コラムと予備は無視されます。プレイヤーは全ユニットを1つの小競合コラムに配置し、通常の射撃を交換します。退却は射撃の前に計画しますが、潰走はしませんし、河川退却以外では追撃射撃も受けません。 19.0 セント チャールズ河  St. Charles河は良い防衛線でした。この地形の障害を反映して、St. CharlesからAbrahamへ(又はその逆)の陸上移動も、移動するユニット数の制限や潮流の影響の無い、上陸攻撃/河川退却と扱います。 20.0 ケベック民兵  ウルフは、『民兵の兵卒になるために成年男子が不在の農家のすべての作物を破壊する』と宣言することで、民兵の脱走を誘いました。これを反映するため、フランス軍プレイヤーはイギリス軍がIle d'Orleans以外の地図上の他の陸上ゾーンを1つ(初めて)占領する毎にQuebec民兵ユニットを1ユニット(CVに関係なく)除去しなけらばなりません。この損失は直ちに適用されますが、Quebec民兵ユニットがゲームに存在している間だけ効果があります。 21.0 モントリオール補給  フランス軍はモントリオールからの補給に依存していました。これを反映して、もしイギリス軍プレイヤーがCap Rougeゾーンを占領しているなら、フランス軍プレイヤーはキャンペーンターンの全戦闘解決後(次の移動の始め)にMontreal/Trois Rivers民兵を1ユニット(CVに関係なく)を除去しなければなりません。これもMontreal/Trois Rivers民兵がゲームに存在する間だけ効果があります。  22.0 インディアン  フランス軍を支援したOttawa戦士は優れたゲリラ兵士でしたが、彼らは頼りにならない同盟者でかつ決戦に参加しませんでした。これらの状況に関連して、Ottawaユニットは他のユニットと同じように移動できますが、以下の特別な能力と制限を持っています。  22.1 移動:フランス軍プレイヤーがOttawaユニットを移動させるのであれば,このターンのプレイヤーが書ける唯一の命令がこの移動です。Indianユニットは地図上のどのゾーンにでも移動できます。陸上移動と河川移動の通常の制限は受けません。このため、もし望むならOttawaユニットは、Cap RougeからIle d'Orleansに移動することができます。  22.2 急襲 Ottawaユニットは移動先のゾーンで急襲することができます。これは、直ちに1回ダブルCV(サイコロの数が2倍)で攻撃し、直ちにイギリス軍ユニットが占領していないゾーンに退却します。イギリス軍プレイヤーはそのゾーンに軽歩兵(Light Infantry)かアメリカ人レンジャー(American Ranger)ユニットが存在するなら反撃射撃(ダブルCVでない)ができます。Ottawaユニットから受けた損害はイギリス軍プレイヤーが選んだユニットに適用し、減少させたユニットの内容を明らかにします。  22.3 偵察 Ottawaユニットは移動先のゾーンで偵察することができますが、同じ移動で急襲と偵察の両方は同時にできません。偵察はゾーン内のイギリス軍ユニット4個(フランス軍プレイヤーが無作為に選びます)までの内容を明らかにします。もし囮が発見されたなら除去されます。Indianユニットはそれから22.2項で示したのゾーンに退却し攻撃を受けません。  22.4 戦闘 Ottawaユニットは戦闘コラムに配置できません。ユニットは予備に維持しなければなりませんが、潰走に対してダブル追撃射撃ができます。またOttawaユニットは小競合では戦います(通常のCVで戦います)が、単独では戦いません。Ottawaユニットは戦闘や小競合の前後に22.2項で示したどのゾーンにでも退却できますし、追撃射撃を受けません。  22.5 もし、Ottawaユニットが1CVまで減少するか、フランス軍の(他のユニットの)合計戦力が10CV未満になると、Indianユニットはゲームから直ちに(戦闘/小競合中でも)取り除きます。 23.0 潮流[オプション]  軍事計画における潮流の不確実さをシミユレートするため、イギリス軍プレイヤーはそれぞれのキャンペーンターンの移動開始前にサイコロを1個振ります。もし出た数が"1"なら、そのキャンペーンターン中は河川移動(両方のプレイヤー)と海軍の移動ができなくなります。 24.0 戦略  未訳 訳者注釈:Version 1.2→2.01への変更 ダミーユニットを,1ステップの歩兵ユニット(派遣隊)と扱う。 フランス軍ダミー 1個,イギリス軍ダミー1個を,それぞれリーダーユニットと交換。 Japanese translation: Kazuhiro UEDA in Aug. 10 2013.