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第九師団の死闘−旅順偏−

 このゲームでは、第九師団シリーズの最初の1作であり、第九師団の一番の激戦となった日露戦争の旅順要塞攻防戦を扱っています。

 ゲームのスケールでユニットは、日本軍が連隊規模相当、ロシア軍は大隊規模相当となっています。日本軍は4個師団ほどなので約40個、ロシア軍が3個師団層相当なので約40個になってます。このゲームの中心である要塞マーカーが約40個あります。1ターンは1ヶ月であり、全部で8ターンプレイします。

 ゲームのシーケンスは、両軍が交互に移動−戦闘を繰り返すシンプルなものです。戦闘システムは「6でろ」システムで、戦闘力(攻撃側は攻撃力、防御側は防御力)の数の分だけサイコロを振り、5・6が出ると1ヒット命中となります。防御側は地形修正として、地形効果や要塞効果があり、その効果の分だけヒット数を減少させることができます。防御側の戦闘結果を出した後に攻撃側の戦闘結果を出します。マストアタック(砲兵による索制可能)と相まって、攻撃側の日本軍は大損害を出すことになります。スタック制限の関係で1ヘクスへの歩兵部隊の投入は限度がありますので、後方から射撃を行える砲兵は重要となっています。

 このゲームの特徴として、ロシア軍の要塞増築、日本軍の逐次投入と補給の備蓄があげれます。
 ロシア軍の要塞増築ですが、ロシア軍は要塞構築が可能なヘクスに要塞マーカーを置くことによって要塞の強化を行うことができます。要塞マーカーを置くにはVPを失うので、要塞を強化しすぎてもいけませんし、要塞が弱くては陥落してしまうので微妙な加減が必要です。要塞マーカーにはダミーを含むことができるので、読み合いも必要です。
 日本軍は逐次投入が得意技であったので、攻撃がうまくいかないと追加の増援を受け取ることができます。日本軍の損害を記録し、一定の損害になると増援として、28サンチ砲、第7師団、児玉源太郎!が登場してきます。
 日本軍が攻撃を行うには補給が必要となっています。1砲兵の射撃で1補給ポイント、1ヘクスへの攻撃に1補給ポイントを消費します。毎ターンの補給ポイントの補充は3ですので、攻撃を行うときは補給の備蓄が必要となります。

 ゲームの勝利条件は、日本軍が得た勝利得点(VP)で判定します。日本軍が重要地点を奪取したり、ロシア軍が要塞を増築した場合にVPを得ます。

 コミケのTUBG(または富山ボードゲーム)のブースで入手可能です。

コンポーネント

ルール1冊
マップA4×1枚
チャートA4 1枚
ユニット約200個 厚紙の両面印刷

ユニット

マップ

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