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GENERAL Vol.26(No.3)の解答

General Vol.26 No.3 Contest #150

 問題No.150 TURNING POINT: STALlNGRAD は、困難に冷静に対処することの重要性が解答を導くポイントです。


9月19日夜間ターン第11インパルス

 翌日にならないと使えないアドバンテージ、再補給されない砲兵、そして不運なダイスチットの残り、これら全てのロシア軍の状態は、翌日までの攻撃の延期を主張しています。ドイツ軍は20日昼間ターン中にヴォルガ河に到達できないので、20日夜間ターン前までTractor Works (70)で防衛する必要はなく、21日は再生産戦車部隊で防御するには十分な時間があります。問題には解答となる行動を示すべきインパルスが1つだけありますが、そのインパルスを1つの攻撃のため、ーあるいはTractor Works (70)を防衛するために使用する必要があるという意味の問題ではありません。

 長期的視点での正解は、次の日に未行動状態に戻るRed October工場(67)の行動済ユニットを最適位置に置くためにを再編成することです。しかしながら、これは第2旅団にヴォルガ川を逆渡河させ、残りのユニットをRed October工場(67)からRed Barricades工場(68)に再編成する場合に限り実現できます。もし第2旅団が無事に渡河できたなら(ドイツ軍の阻止ポイントは2ポイントだけなので、84%の確率で混乱することなく上陸できます)、続く夜間ターンにSkuchaya Mechetka Gully (72)やLittle Mushroom (48)のどちらかを攻撃するのに十分なMFを残して、Tractor Works (70)に再渡河させられます。

9月20日昼間ターン

 続きを少し分析すると、第1昼間インパルスにドイツ軍の増援がRynok (74)に到達するのを阻止するため、第73エリアの未行動NKVDユニットがゾーンHを攻撃し不利なソ連軍ダイスチットの残りの1枚をただで引きます。第2旅団がヴォルガ川を安全に逆渡河し、かつ北部砲兵軍団(FAG)が再補給されたと仮定すると夜間攻撃の可能性を見直すとドイツ軍プレーヤーはSkuchaya Mechetka Gully (72)への6:5の攻撃を防げません。たった1損害ポイントがエリアを奪還し、Rynok (74)を解放するために必要とされているのです。




Dashの感想

 この方法は予想外でした。再編成での逆渡河という方法は、使ったことがない。
第73エリアの歩兵が砲兵支援のもと攻撃位だと考えていました。
TPSは昔、TUBGのメンバーとやり込んだつもりでしたが、まだまだロシア軍戦術には
改善点があったということのようです。
 でもこのゲーム、緊張感が半端ない上にプレイ時間が長く疲れるんだよね。
 


TPS Quiz in The GENERAL Magazine
3. Game Quiz

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