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ダークネビュラ版戦争と平和
Wars and Peace in the Dark Nebula
アスラン国境戦争 (Aslan Border Wars)は、アスランが既存の人類領域に進出する際に、様々なアスラン一族と人類の分派国家との間で起こった一連の紛争である。トラベラー未来史年表 [GDW]によると、AD3399 (帝国歴-1118)年に始まりAD4901 (帝国歴380)年のフタハルの平和 (Peace of Ftahalr) の締結により終結した [1]。
アスラン国境戦争と平和
8ターン終了時にアスラン勢力、ソロマニ勢力共に勝利条件を満足できなかった場合、次の2つの選択がある。
- 別の場所、別の年代のアスラン国境戦争として、星域マップ作成から新しいゲームを始める。
- 以下のAからKまでの手順に従って戦争間フェイズ(Interwar Phane)を処理し、同じ場所の少し先の時期のアスラン国境戦争としてゲームを始める。
戦争間フェイズ(Interwar Phane)
このルールは、Imperiumの戦争と平和(Wars and peace)ルール [2]をDark Nebula用にアレンジしたルールである。
A. 平和期間
平和の長さは6面サイコロを1個振り、下表に従い出た目から平和期間を決定する。
Length of the Peace Table
Die roll | Turns of Peace |
---|---|
2 | 2 |
3 | 3 |
4 | 4 |
5 | 5 |
6 | 6 or more |
1 | 50 or more |
-
詳細な平和ターン数が必要な場合
6ターン以上のときは、10面ダイス(9~0)を2個振る。小さな出目の方を4倍し、大きな出目と4を加える。結果が6以下のときは6とする。
50ターン以上のときは、10面ダイスを2個振る。小さな出目の方を5倍し、大きな出目を加え、結果に50を加える。
B. 軍隊の復員
暗黒星雲内のジャンプ・ルート(破線)の探査は即時凍結され、探査艦は本国の惑星地表ボックス( KUZUまたはMAADIN)に戻す。DN星図内の第2種惑星地表ボックスは探査は即時中断され、駐留部隊も本国の惑星地表ボックスに戻す。PDMとモニター艦(M)は廃棄する。
タンカー(AO)、PDM、接続している惑星地表ボックスの守備隊を除いて本国の惑星地表ボックス( KUZUまたはMAADIN)に戻すに戻す。
モニター艦以外の中立国軍は中立国軍の母星系に戻す。
C. 領土の交換
接続してない惑星地表ボックスは中立星系となる。
D. 平時における収入
平和が50ターン未満の場合: ゲーム中に備蓄RUに加えて、終戦時点での収入1ターン分を受け取る。
平和が50ターン以上の場合: 備蓄RUは消失するが、40 RUを受け取る。
E. 戦時建造ユニットの完成
戦争中に購入した宇宙艦、地上部隊を受け取る。
F. 平和時の植民
接続している惑星地表ボックスに円形と三角形の印刷されたマーカーを作り配置する。このマーカーはAH星図の三角形が印刷された惑星地表ボックス、SQ星図の丸が印刷された惑星地表ボックスと同じ効果がある。
円形まには三角形の印刷されたマーカーが置いた第1種星系の中立国軍は除去する。
平和が50ターン以上の場合、各勢力は、恒星のスペクトル型がM型(赤色)でない第2種惑星地表ボックス(Dark Nebula星図のN3星系、Solomani Quadrant星図のKamat星系、Moralon星図のCraco星系、Rift Routes星図のMir星系)の内、自勢力支配下の1個を第1種惑星地表ボックスに惑星改造(テラ・フォーミング)することができる [1]。もし2個以上の第1種惑星地表ボックスに惑星改造したい場合、惑星改造する順番を決め、サイコロを振る。1が出ると惑星改造が完了する。次の第1種惑星地表ボックスで同じ様にサイコロを振る。1が出なかった場合、開戦までに惑星改造が終わらなかったことを示し、以降の順番の第1種惑星地表ボックスは惑星改造に着手できなかったことになる。
G. 退役
一般兵(RT)、降下兵(JT)、戦車兵(AT)、惑星防衛マーカー(PDM)、戦闘機(F)の退役チェックのため、各ユニット毎にサイコロを1個振り、下表を参照する。
Attrition Table
Turn of Peace | Die Roll (or greater) |
---|---|
2 | 6 |
3 | 5 |
4 | 4 |
5 or more | 3 |
50or more | All Attrition |
- 退役した部隊(JT, ATも含む)は除去する。
宇宙戦闘艦の退役チェックのため、各ユニット毎にサイコロを1個振る。
- 退役チェックをしない場合、整備値の2倍のRUを支払う。
- 出た目に下表の修正を加えた結果が整備値以下なら退役し、除去する。
Attrition DM Table
Turn of Peace | Die Modified |
---|---|
2ターン | +3 |
3ターン | +2 |
4ターン | +1 |
5ターン以上 | ±0 |
50ターン以上 | All Attrition |
! H. ダークネビュラ
- 平和が50ターン以上の場合
- ダークネビュラの探索で得たテクノロジーの内、ジャンプ技術以外は効果を失う( 膨大な資源も含む)。
- 暗黒星雲内のジャンプ・ルート(破線)は通常のジャンプ・ルート(実線)として扱う。またDN星図内の第2種惑星地表ボックスは探査済と扱う。
- 予算は両勢力共に10 RUとなる。
- 平和が5ターン以上の場合
- ダークネビュラの探索で得たテクノロジーの内、ジャンプ技術と膨大な資源以外は+1 / -1の効果が無くなる。+2 / -2は+1 / -1に効果が減少する。
- 暗黒星雲内のジャンプ・ルート(破線)とDN星図内の第2種惑星地表ボックスは探査状態は終戦時の状態から再開する。
- 予算は両勢力共に前戦争終戦時の予算を用いる。もし、予算が10 RUより少ない場合は、10 RUになる。
- 平和が4ターン以下の場合
- ダークネビュラの探索で得たテクノロジーの影響は、前戦争時から変化しない。
- 暗黒星雲内のジャンプ・ルート(破線)とDN星図内の第2種惑星地表ボックスは探査状態は終戦時の状態から再開する。
- 予算は両勢力共に前戦争終戦時の予算を用いる。もし、予算が10 RUより少ない場合は、10 RUになる。
I. 平時における生産
初期配置のルールに従って部隊を購入する。
J. 部隊の再配置
中立の第1種惑星地表ボックスに中立国の配置ルールに従って、中立国軍ユニットを配置/追加する。
アスラン勢力は惑星地表ボックスに三角形の印刷されたマーカーが配置された星系、惑星地表ボックスに三角形の印刷された星系と星系KUZU (惑星地表ボックスに星が印刷されている)に部隊を配置する。
ソロマニ勢力は惑星地表ボックスに円形の印刷されたマーカーが配置された星系、惑星地表ボックスに円形の印刷された星系と星系MAADIN (惑星地表ボックスに星が印刷されている)に部隊を配置する。
続いて、ソロマニ勢力、アスラン勢力の順に、タンカー(AO)を通常の移動ルールに従って第3種星系まで移動させることができる。このジャンプ移動でタンカーが停止できるのは第3種星系に限られる(両勢力のタンカーが同じ第3種星系に位置しても良い)。
K. 開戦
アスラン勢力が先攻でゲームを始める。
References
[1] Marc W. Miller: The Classic Supplements; Library Data (A-M), Supplement 8, pp. 12 (Far Future Enterprises, 2000).
[2] Imperium rules booklet (GDW: 1979).
1. Imperium
付録B ダークネビュラ
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